「仙道を学ぶ」
Q;誰か教えてください。東京近辺で「仙道」などを教えているところは無いのでしょうか。またどういうネットが仙道にはあるのですか。この道のことはまだよくわかりませんがどなたか知っていれば教えてください。よくこういう分野では「師」につくことが必要とされているようですが、皆さん、「師」としてふさわしい方があれば推薦して下さい。
A;以前は天野さんという歯科医の方が10名前後の人を対象に教えておられたと思います。まあ、これは「天野塾」のようなもので月1回ぐらい東京都内でやっておられました。もう4-5年ぐらい前のことです。天野さんはもう8-9年ぐらい前から「仙人の庵」というhpをやっておられ、いわばネット仙道の皮切りみたいな存在でしたし、掲示板も多士済々で結構面白かったです。そのころのhpでは「天経地義」がありこれは現在もやっておられますね。いま「仙道」を掲げてやっておられるのは「仙道連」あたりでしょうか。そのほか時々ネットで見かけますが、その中身はわかりません。「師」については、確かにそういう人がおられれば、そういう方に付くのが一番だと思います。それを見つけることが容易ではない と思います。
昔から仙道では「必要な時に必要な師がみつかる」といわれており、中国などで過去に「仙道」に入っていった人達のいくつかの例をみると、そのことは確かにそうだと思わせるものがありますが、いずれも歴史上の逸話であって現代の日本で、そういう仙人がおいでになるのか、ならないのか。ちょっとわかりません。何よりも自分の目で探してみる事です
「練習時間」
Q; 私は現在、主に高藤本を読んで仙道修行に1日3~8時間費やしています。仕事の都合上時間的にばらつきがありますが、1日平均5時間位です。しかし始めてまだ2年しか経っておりませんので行が進んでいるのかどうか自分では分かりません。質問なんですが、例えば4時間修行に費やすといたしましたら高藤本で言う内功2時間、外功2時間といったように内外を半々くらいにやる方が良いのでしょうか?それともどちらかのみを徹底的にやった方がよいのでしょうか?
恥ずかしいのですが、現在の私は内功をすると20分くらいで眠気に襲われるので20分交代くらいに内功と外功を交互にくり返しています。高藤本の『驚異の超人気功法』には「連続」して数時間行わなければならないと書いてあったよ� �な気がします。私のやり方では進歩がないでしょうか
A;私たちは通常サラリーマンだったり、主婦だったり、学生だったり、何か仙道いがいの「本来のもの」を抱えています。確かに「修行」という意味では1日5時間も練習できればいいに決まっています。また、最初から「仙道で行こう」と自分の人生を決めてしまえるわけでもありません。もし過去の時代の中国で「道院」に入道することを、若くして決めれば、あるいはそういう状況が生まれてくるかもしれません。しかし、通常の私たちの生活ではそこまで「決めて」しまえるかどうか。従って「5時間」は無理としても朝・夜に30分ずつ、それから昼間、通勤の時間、通学の時間、あるいは仕事の合間や勉強の合間に30分ずつ2回。そうすれば最低2時間。これぐらいの時間は、通常の生活の中でも仙道練習のた� ��に取れるのではないかと思います。大切なのは決まった時間に「毎日」修練する習慣を身に着けることです。あまり5時間とか、そういう時間の幅にとらわれず「毎日」決まった時間に30分ずつでも修練すること。そうすれば身体が、自然に「仙道」を覚えていきます。「仙道」の修練とは、まさに「身体」に仙道の各教程を覚えさせていく過程にほかなりません。
Q;最近、すごい忙しく、残業も入れると12時間は(自宅に居るときも混ぜてですが)仕事してます。25歳なのでまだ無理は利くとおもってます。しかしこのままこの状態が続くとはとても思えません。再就職なども考えましたが、収入の面では不満がないので続けたいと思ってます。そこで何とか生活に余裕をもちたいのですが、睡眠時間は気功、仙道やることである程度削れるものなのでしょうか。今は家にかえってきて、8時間ねてまた出社です。このくらい寝ないと、私の場合疲れが取れないため、なんとか削れないかなと思ってました。何かいい方法はないでしょうか。こういう目的に仙道、気功やってる人は少ないのかもしれませんが。。。
A;いまはサラリーマンにとっては、どの分野もきついようですね。即効性はそれほどありませんが、その問題は仙道、気功の類を修練する事で、ある程度解決すると思います。そもそも「睡眠」というのは「脳」を休ませる為に行われている行為です。ところが、最近は寝ていても、「意識」が緊張していて、「脳」が休んでいないヒトが多くなっています。夢を見たりすると、「脳」はその間働いていますので休みにはなりません。その他でも最近は睡眠中も「脳波」が覚醒を示しているヒトが多く、本当の眠り、「脳」の休息にはなっていないのです。仙道や気功を続けていけば、目覚めている時も「脳」を休息させる、あるいはそれと同等のレベルに「脳」を置く事ができます。「脳」が本当に休息し、熟睡状態に入れば実質的� �は3時間ぐらいで睡眠は足りるはずです。起きていても、仕事中でも、「脳」を少し休ませる技術を仙道・気功から是非身につけてください。
Q;私は3年前から仙道をしているんですが、3年前の11月のはじめに小周天になったのですが、それ以来今日まで一日も欠かさず小周天もしくは全身周天をしています。これからも毎日欠かさずやっていこう、と思うのですが、自分の親が死んだり、結婚相手の親が死んだりしたときは3、4日できないと思うのですが、小周天を4日やらないでおいたらレベルがズトン、と落ちてしまう、ということはないでしょうか。
A;やはり4日何もしていないと、一時的には「感じ」が出て来るのが、どうしても遅くなってしまうでしょう。それはしかたないと思います。しかし「仙道」のいいところは、身体が覚えていて、もう一度「小周天」などを何度も繰り返していけばリカバリーできるということです。やり方によっては一日でも回復できるでしょう。私は昔、高藤式で「光の球」を作って、下丹田に「胎」を抱いていた時があります。その時富山県にいってラジウムなど放射性の強い(多分)温泉に入った時、温泉から帰ると「胎」は消えてしまいました。その後「小周天」をやり回復しましたが、こんどは検診でレントゲンを受けたあと、また消えてしまいました。そこで200回ぐらいも「小周天」やって液体状の「大薬」が発生してきた経験があ� �ます。結果としてはよかったと思います。高藤式でやっていたのは多分「幻胎」だったでしょうから。
「呼吸法」 Q;僕はここを拝見して、仙道に興味を持ち始めてみようと思ったのですが、呼吸法が半文息、武息、文息の三つあり、それぞれのおおまかなやり方は分かったのですが、詳しくは分かりませんでした。よく調べもせず、このような低レベルな質問をするのは、誠に失礼だと思ったのですが、もしお暇があり返信をして頂けるようなら嬉しいです。
A;呼吸法の件ですが、ご指摘の三つのうち、最も重要なのは「武息」ではなかろうかと思います。「文息」は普通の呼吸、「半文息」は「武息」を加味した「文息」だと考えればいいと思います。そこで「武息」ですが、鼻から息を吸い、同時に下腹部を膨らませ、その息を出来るだけ長く溜
めるよう頑張ります。そして呼時には出来るだけ下腹部を緊縮させて背中に腹がつくような感じにします。これが「武息」の形ですが、問題は呼気と吸気の長さです。基本は呼気と吸気の長さをほぼ同じ長さでやればいいと思います。そしてこの呼気と吸気の長さを徐々に長くして、出来るだけゆっくり長く出来るようにします。これが基本ですが、パターンとしては呼気(長く)と吸気(短く)。さ
らに逆に呼気(短く)と吸気( 長く)。この三つのパターンがあるのが「武息」です。「文息」は力をいれない普通の呼吸。「半文息」はその中間です。
Q;今たいへん悩んでいます。丹田に陽気をためようとがんばっていたんですが、いままでずっと変化がなくて今日反応があったんです。
それが冷たいんです。普通は暖かいとか熱いとか圧力とかって反応があると聞きました。でも私の場合冷たいのです。たとえるなら冷シップを張ったような感じです。これはどうしたもんなのでしょうか?このまま進めててもいいのでしょうか?
A;普通は呼吸法(武息)をやり丹田に意念をかけて集中すれば、一度や二度では無理としても、徐々に「温感」が出てくるのが普通ですね。下丹田は、こんご「仙道内丹法」を続けられていく場合でも、小周天後期の段階には、やはり「温感」から「熱感」へと変わって、その「熱」を使って「気」と「精」を練っていくのが原則です。ですから「ぬ」さんのように、おそらく体質的なモノだと思いますが「冷感」がはじめに出てきた場合、現状に留まらず、まず「温感」に変わるまで何度か修練をさらに続けられるといいのではと考えます。「冷感」「冷たい気」を使うのも「仙道」ではありません、「レイキ」などは私の感じでは「冷たい気」を使っているように思ったことがあります。ある「霊能家」(本業は医者)の方が� ��かざしをやれば、すぐ「冷感」が相手に伝わってきます。また「気功」系でも「中丹田」を使うヒトは「冷い気」を使っている人がいます。私はあまり下丹田で「冷たい気」を感じたことはないので、いいアドバイスにはなりませんが、下丹田の「冷感」も、何度か修練して体質が変化してくれば、少しずつ「温感」に変わっていくような気がします。どなたか経験ある方はアドバイスしてあげてください。
Q;半年以上のブランクをうめようと一から修行をはじめました。ここしばらくの仙道修行の調子は良くて丹田に熱を発生させる段階でしたが予想以上に熱が発生し普段から熱(とまではいきませんがかなり暖かい)が下腹部に感じられました。しかし情けないことに武息が下手なせいでしょうか。鼻の粘膜が傷付き鼻血が鼻の中で固まるようなことが発生してしまいました。
文息でのれん精はあまり得意ではないので武息でれん精をしようとおもいます。
どう工夫すればよいでしょうか
A;ああ、ほぼもとに復帰され「熱」が発生するようになりましましたか?さすが「若さ」と「熱意」ですね。あるいは「集中力」。それで「武息」ですが、ログで見る限り、かなりコンをつめてやられたのか、鼻血まで出てしまって、それぐらいならいいでしょうが、「武息」をやりすぎて、咽喉や肺あるいは腸や胃を傷つけてしまう事もありますから、この「武息」の扱いは単に「呼吸法」としてではなく、一種の「劇薬」的に考えて注意しながら扱ったほうがいいでしょうね。何か障害が出てきた場合は、やり方を変えるとか、緩めるとか、、。「武息」というのは、西洋の精神世界でも「激しい呼吸」として特別視されているようです。この「激しい呼吸」だけで、一種の変性意識を作り出し、異次元を生み出すことも可能でそ� �をメインにした流派もあるようです。この「呼吸」自体が非日常的な呼吸で、同時に長時間激しい呼吸(ことに吐く呼吸)をやれば、脳が酸欠状態になってそういう異次元的な世界をつくるようです。しかしこれは一人でやれば「頭が狂って」しまい廃人になりかねない危険な修法で必ず指導者と二人ペアでやるということです。こういう急激な事を急激にやらずに、時間をかけて緩やかにやっていくのが「仙道」流です。それはともかく、ふっくんの質問のですが、ひとつの提案として「武息」をやった場合、「吐く息」の方をできるだけゆるやかに、細く長く、長ーーく、可能なまで長ーく、細く「吐いて」いけばいいかなと思います。長く、細くして、最後の方はもう呼吸しない状態で終わる。その時間を練習と共に長く伸ばしてい く。そうすると最後の方は限りなく「文息」に近くなりますし、そういう「呼吸」は「胎息」に繋がる「呼吸」であると思います。頑張って下さい。
Q;仙道や気功の本を読むと呼吸は
1.鼻から吸って鼻から吐く(中国仙道房中術入門など)
2.鼻から吸って口から吐く(西野流呼吸法など)
3.口から吸って鼻から吐く(無病長生法など)
4.口から吸って口から吐く(これはありませんが強いて言えば力抜山の借力)
と4パターンありますが、各々が他の呼吸法はダメだと言っています。
特に中国仙道房中術入門では風邪で鼻がつまっている時は治るまで呼吸法を
してはいけないとまで書いてあります。
だだなぜ自らの呼吸が良いのか、理由を書いてあるのは無病長生法のみでした。
皆様はどのような呼吸で修行なさっているのでしょうか?
A;呼吸についても、実にさまざまな方法があるものですね。ひとつは、何のための「呼吸」ということもあるような気がします。いずれにせよ、「呼気」でも、「吸気」でも、最初は別にして、慣れればともに、「長ーく、長ーく」、引いていくことが必要な気がします。そういう精神で、あまり細かく考えないほうがいいのでは?と思います。
Q;気の濃淡、気の強さって、どういう風に感じるのでしょうか?やはり何がしかの訓練(気に関連した)をしなければ普通の何もしない人が感じるのは珍しいことでしょうか?それと気の強いことイコール気の質が良い・・ということではないと思うのですが、この辺りはいかがでしょう。
気の質の良さは何となく気持ちがいい感じ、逆に気の質が悪い
場所は気分や気持ちが悪くなるとかでしょうか。
A;これは、私の感じることなので、必ずしもオーソライズされているかどうかということとは別問題です。「気」を感じるには、やはり「修練」が必要です。最初はみんな「普通の人」ですから、別に取り立てて難しいことではないのですが何よりも大切なことは、毎日時間を決めて、継続してやることです。
「修練」には気功、仙道、ヨーガ、瞑想行など様々なものがありますが、自分と相性のよいものを選ぶと長続きさせることが出来ます。これらの「修練」は結局なにをやっているかというと、ひとつは「意識」の純化、もうひとつは肉体の純化です。私達はこの社会に何十年か生きてきて、自分の意識にも肉体にも、いろいろな混ざり物(必ずしも不純とは限りませんが)がいっぱい詰まって、真実自己、真実の意識、真実 の肉体とはなにかわからなくなっている状態です。これを出来るだけ「純化」の方向に向かわせる、、それが各種「修練」です。そしてそれら「修練」によって、「純化」が進み、いわば意識と肉体に「空」とか「虚」とかいう状態が出来てくれば、逆に外から宇宙本来の素で
ある「気」が入り込んでくるようになります。つまり人は何十年かこの世に生きてきて、つまらぬものを一杯詰め込んだ形になっているので、これを生まれる前の状態にリセットし、そこに何もなくなれば(この感覚は言葉ではいえません)、本来この宇宙を形作っている「気」が入り込んできます。
それを「内気」という形で自分の中に感じるとき、ひとは「気」を感じることが出来ます。Q;読んでいてびっくりしたのですが、一瞬で数千里を移動した り、どんな小さなものにも入り込める・・・っていうのは本当ですか?もし出来るなら何をすればいいのですか?教えて下さい<(_ _)>
Q;90日呼吸の練習してるって書きましたがどのようにしてるかってーと、部屋で立って音楽聞きながら、息をおなかへこましたりふくらましたりーで吐いて吸ってっての繰り返しだけなんですよ メルマガ読んでたらやっぱり我流だな・・・・って考えさせられました こういうやり方じゃやばいですかね? ずうずうしいですがもしよければアドバイスくれませんか?
A;仙道の「呼吸法」はある意味では独特です。「文息」というのは、まあ普通の「呼吸」ですが、「武息」というのは意識的にやる呼吸です。貴方の場合、ラジカセ聞きながら、立ってと言う事ですが、まずラジカセを外して、静かに座りましょう。というのは確かに「呼吸法」ではあるのですが、同時に「意識の集中」を繰り返してやる事が必要なので、他の音、他の声は「意識の集中」を妨げるからです。部屋を静かにして、静かに座って(「あぐら」でいいです)、自分の「心」「意識」を下丹田(腹部)の中心に「集中」させながら、「武息」の練習です。 「調息」 3分
はじめに下腹をへこませながら長く吐けるだけ息を吐く。それが終わるとまたへこ
ませながら長く息を吐ききってしまう。おなかの� ��の息を全部吐ききるつもり。
「武息」 5分
息を吸うときに下腹を膨らませ、ぐっとこらえて下腹に息をいっぱいに貯め、いわ
ゆる「蓄気満相」となる。肛門を閉め、我慢できるまで耐えて下腹を膨らまし続
け、限界まできたら、今度はできるだけゆっくりと息を口から細く長く出してい
く。熟達するほどに、蓄気の時間が長くなり、息を細く長く出すことができるよう
になる。これを20回。武息を用いて、正念を気の動く場所に深く入れます。生じ
た精を丹田穴に入れ、神と気を交わらせて一つに集め、そのすぐ後、再び文息を用
いて温養し、呼吸することも意念をかけることも忘れ、さりげなく意識している
と、やがて「陽気」(内気)が生じます。
「小周天」 30分-50分
①さきの「武息」は下丹田に「陽気」(内気)を発生させるための行為。「陽気」
が発生したら身体の周囲が融和したように感じ、手足はむずがゆく、心はぼんやり
して酔ったようなほうけたような感じになります。また、陽物(生殖器)が勃起
し、精が生じて気が動き、「任脈」と「督脈」が自然と開きます。
②時を待って「陽気」(内気)を採ります。固くもなく軟らかくもない、一塊の
「暖気」それが陽気です。これが形成されたという感覚が生じますと、元気がすで
に満ちあふれ、陽気が生じる時であることがわかります。時期を捕らえ、速やかに
武火(武息)を起こし、意識して呼吸し、「神」を凝らして(精神集中して)気と
一つにして陽気を下丹田に投入します。
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