Posted on 6月 24th, 2007 by admin
2007年6月某日、国内某クリニックにおいて
乳房切除術(正確には乳房縮小術と乳腺全摘)を行いました。
時系列と共に追っていきます。
超長文です。
0)手術2ヶ月前
自分の場合はホルモン療法より先に乳房切除を希望していたので、
ジェンダー判定委員会に提出する「乳房切除術の同意書」が必要でした。
そのため、1stの医師に乳房切除のクリニックへの紹介状を書いてもらい、
手術の説明を受けるために一旦、整形外科のクリニックを受診。
手術内容と方法、リスク、料金などについて説明を受け、血液検査を済ませました。
血液検査は保険効かず。まあこの先ずっと効かないんだけど。
で、この日に医者でもらった同意書を1stの精神科医に渡し、
判定委員会の審判を待ちます。
つまり、
精神科医(紹介状もらう)
↓
整形外科医(同意書もらう)
↓
精神科医(同意書渡す)
↓
判定委員会で承認
↓
整形外科医(手術する)
という流れ。
なんかスタンプラリーをしているような気になる。
後日、1stのクリニックに電話で確認すると、無事承認が下りたとのこと。
そのまま手術予定のクリニックに電話し、手術日を決める。
手術の詳細に関しては先日受診した際に全て説明を受けているので、
当日まで特に何も連絡なし。
そのころから禁煙を開始。1日20~30本吸っていたのを、
ぱったりと止めて一週間ほど苦しさにのたうち回る。
すげーキツかったけど、乳首取れるとか言われちゃうと止めざるを得ない。
ちなみに2週間超えたあたりから禁煙も慣れて楽になりました。
1)手術前日
特に規制はなし。
夜の仕事をしている人は早めに切り上げてください、と説明書きに記載がありました。
チキンなので俺は前日から休みを取りました。
とはいえ安静にしていたわけでもなく、めっちゃ買い物してましたがw
夜、手術前の胸の写真をデジカメで撮っておく。
自分の乳見納め。あばよ。せいせいすらぁ。
2)手術当日
2-1)手術前
朝8時までに食事をとり、水分の摂取は朝10時まででストップ。
正午にクリニックに到着すると、診察室へ通されて手術前、最後の診察開始。
これから切る予定のところを油性マジックでぐりぐり書かれる。
腹芸の絵みたいだ。
診察が終わると、回復室(入院する部屋、ベッド数は4)へ入り、手術服に着替え。
手荷物はロッカーに。
なんとも驚きなことに、携帯はマナーモードであれば使って良いとのこと。
これが後に非常にありがたかったのだが、
とりあえず携帯と腕時計だけ出しておき、手荷物と着てきた服をしまう。
一応PSPとか持って来てたが、そんなものを操作するだけの余裕はなかった。
ナースに着替えが終わったことを告げると、
ものすごいキツいハイソックスを履かされる。
曰く、「血栓予防のため」とのこと。これは手術翌日の夕方まで履きっぱなし。
その後洗面台に連れてこられ、
「これが歯ブラシ、これ洗顔フォーム、これタオル。はいどうぞ」
と言われて戸惑う。
……あ、やれってこと?
確かにこの後、歯を磨く隙も顔を洗う隙も無かったから
このタイミングで正解なんだろうけども。
戸惑いつつ身支度を終える。
ベッドで横になって、手術の順番待ちの間、抗生物質などの点滴を受ける。
隣のベッドにいる人は日帰り手術を受けた女性だったようで、
(おそらく会話の内容から、豊胸用シリコンの入れ替えとかだと思う)
「何の手術なんですかー?」などとカーテン越しに気軽に話しかけられる。
点滴でちっとばかりしんどくなっていたのと、話題が話題だけに
仲良く語り合う内容でもないので、簡単に返事だけして後は静かにしていた。
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