昭和大学整形外科 脊椎・脊髄診グル−プ:平泉 裕
従来から側弯症の手術はとても大きな皮膚の切開(30〜40センチ位)を要する手術でした。
当病院において内視鏡で行なう側弯症手術は、写真のようにわきの下に隠れる位置に3〜4カ所のトロカ-を設置するだけで行なうことができます。
術後のレントゲン写真です。術後は0°に矯正されているので、外見上はほぼまっすぐに見えるようになります。
胸腔鏡による手術中の写真です。各椎体の間隙に移植骨が埋められていきます。
内視鏡の操作で丁寧に一ヶ所ずつ矯正用スクリュ-がはめこまれていきます。このように内視鏡下では明るく拡大された術野で手術操作ができるため、精密な操作が可能です。
椎間板ヘルニアのために何をすべきか
各椎体に設置されたスクリュ-が一本の細いロッドで連結されます。
矯正用ワイヤーで各スクリュー間に側弯矯正力を加えていきます。
連結ロッドによって矯正スクリュ-が一直線上に並んだ状態です。この時点で側弯が矯正されています。
ロッドとスクリューが突出しないように胸膜で覆って手術が終了します。
私はIBS患者の病院に行く必要がない
術直後の写真。手術が完了し、皮膚の小切開部を縫合終了したところです。縫合糸は皮膚の下に埋没してあるので見えません。
退院後の写真。患者さんが外来診察に来たときの写真です。数ヵ月するとこのように傷の赤みが消失して奇麗になります。小さい傷が全てわきの下に隠れるため患者さんも満足されています。
0 件のコメント:
コメントを投稿